高血圧で、高血糖ということで、月1回病院へ行っています。高血圧は薬を服薬し、安定していますが、薬は服用していませんが、血糖値の方は高く、なかなか改善されません。対策としては運動することと、食事で糖質を採り過ぎないことの様です。医師からは、体重を落とすように言われていますので、昨年12月にルームランナーを購入して、毎日食後30分ウォーキングをして、運動するようにして、体重、体脂肪率等の体の変化について計測しています。
その血糖値ですが、12月15日の血糖値の測定では、空腹時血糖値は前回(11月22日)に比べて40以上も上昇し、186という今までにない最悪の結果となりました。そして令和3年1月16日の測定では、さぼりがちだった食後30分のウォーキングを再開して、156まで下がりましたが、HbA1cは8.1という値でした。HbA1cは1~2ヶ月前の平均を表していますので、この2ヶ月の結果と考えられます。それほど変わらない生活でしたので、急激に上昇した理由はよくわかりませんが、いづれにしろ、このままでは、薬のお世話にならなければなりません。それだけは何とか避けたい。
ということで、運動は少しですが行っていますので、あとは食事に気をつかうしかないようです。朝ごはんにバターを塗ったパンを食べ、昼はほっともっとの゛特から揚げ弁当゛の大盛、夜は糖質たっぷりの肉じゃがに、白ご飯、そして休みの日にはポテトチップス……そんな食生活では、血糖値の上昇は、避けられません。1日当たりの糖質量は、70~130g以内だと血糖値の上昇を抑えることができるそうです。例えば朝食(20~40g)、昼食(20~40g)、夕食(20g~40g)で間食(10g)というような糖質量です。つまり、1食あたり40gを超えない様にしなければなりません。6枚切り食パン1枚あたりの炭水化物(糖質)が約30g、ご飯1杯が約55g、特から揚げ弁当が110g、カップラーメン1食分(90g)だと、約50g。1日の糖質量を130g以内に抑えることはかなり難しい。というか私には無理です。しかし、何もしないわけにはいきませんので、朝食と昼食で糖質量を抑える食事をすることとしました。
そこで、毎日朝食として食べているパンをできるだけ炭水化物(糖質)の少ないパンにしようと、朝食はブランパンを食べることとしました。ブランパンとは、小麦の外皮(ふすま)のみを挽いて粉状にしたもので、食物繊維・ミネラル・ビタミンを豊富に含みます。小麦の表皮だけが原料となっているため、糖質が少なく、食物繊維が非常に多いのが特徴です。とは言え、スーパーやコンビニでブランパンの食パンを見つけるのは難しい為、家でパンを作ろうと、ホームベーカリーを購入することとしました。
ホームベーカリーの購入
PANASONIC SD-MT3
パナソニック ホームベーカリー 1斤タイプ ホワイト SD-MT3-Wを購入しました。39種類の自動メニューに対応する「SD-MT3」は、インバーターモーターを搭載し、レシピに合わせて「ねり」の速度を変える「達人ねり」や、チーズやベーコンなどのやわらかい具材も形を残したまま混ぜ込める「粗混ぜ機能」も搭載。皮が薄めでやわらかい人気の「パン・ド・ミ」や、高級生食パン専門店「乃が美」が監修したレシピ「おうち乃が美」のメニューも搭載しています。
特徴
①ドライイーストの自動投入機能付き
ドライイーストは、水分に触れることで発酵が進むため、入れるタイミングが重要らしく「ドライイーストの自動投入」機能のあるホームベーカリーを選びました。
②具材自動投入機能付き
具材入りのパンを作る際に便利な機能で、ドライフルーツやナッツなど、予めセットしておくと自動で投入してくれます。
③早焼きモード機能付き
通常モードでは、ベーシックな食パン1斤を焼くのに4時間ほどかかります。早焼きモードなら、約半分の2時間ほどで焼け、最短60分で焼けます。
豊富なメニュー
家でパンを焼くならば、やはり色々な種類のパンを作りたいものです。
作りたいパン
①ブランパン(blan)
ブラン粉とは、小麦の外皮(ふすま)のみを挽いて粉状にしたものです。食物繊維・ミネラル・ビタミンを豊富に含みます。小麦の表皮だけが原料となっているため、糖質が少なく、食物繊維が非常に多いのが特徴です。ふすまに含まれる糖質量は、品種により異なりますが、100g中10g程度から30g程度です。小麦粉の場合は、100gあたり70gですから、低糖質であることが分かります。
②ライ麦パン
ライ麦粉は、名前の通りライ麦を粉状にしたもの。ライ麦にはビタミンB群・カリウム・食物繊維などが豊富に含まれています。グルテンを作る成分が入っていない為、ライ麦粉で作ったパンは噛み応えのあるどっしりとした口当たりになるのが特徴です。
③全粒粉パン
全粒粉には小麦の表皮や胚芽が含まれるため、食物繊維・ビタミン・ミネラル類が豊富で、小麦粉のみのパンよりも栄養素をバランスよく摂取できます。全粒粉の糖質量は、100gあたり約57g。強力粉は約69g、ライ麦粉は約63gなので糖質はほかの粉類と比較すると少なめです。
④米粉パン(小麦なし)
グルテンフリーのメニューです。グルテンフリーはセリアック病患者の食事として生まれた食事療法です。セリアック病患者が「グルテン」を摂取すると、本来、風邪のウイルスなどを退治するはずの自己免疫系が「グルテン」に異常反応を示し、小腸の組織を攻撃していまいます。すると小腸は炎症を起こし、腹痛や下痢、倦怠感などさまざまな症状をきたします。グルテンは、小麦粉に含まれるグルテニンとグリアジンという2種類のたんぱく質が絡み合ってできたものです。小麦粉に水を加えてこねることで、この2種類のたんぱく質が結びつき、グルテンになります。グルテンは”コシ”を生み、パンではふくらみを助ける等、粘弾性があり網目構造を作るため、パンやケーキ、ピザやパスタ、お菓子等では欠かせないものです。グルテンを形成しない大豆やグリアジンしか含まないライ麦を使用したパンが小麦粉ほど膨らまないのはこのためです。
外観
内容物
本体
付属品
「取り扱い説明書」が同梱されています。
一緒に購入したもの
①パンスライサー、食パンカットガイド
②ブランミックス粉
③ライ麦粉
④強力粉
⑤スキムミルク
⑥ドライイースト
⑦ドライフード
追加で購入したもの
ブランパンを作る
ブランパンとは、文字通りブラン(小麦の外皮)で作ったパンのことで、小麦粉として使われる小麦の粒の内部の「胚乳」と比べて糖質が少なく、食事では不足しがちなカルシウム、鉄、亜鉛などのミネラルや、食物繊維が豊富だそうです。
材料(ホームベーカリー1斤分)
作り方
ブランミックス粉の袋の裏面に、調理手順が記載されていますので、それに従って作ります。
調理手順①
ドライイーストをパンケースに入れ、次にミックス、食塩、スキムミルク、卵、バター、水を順次加える。
注意:
イースト容器が付いている機種でも直接投入すると書かれていますので、直接投入します。
調理手順②
フタをして、メニューからメニュー5(早焼き食パンコース)を選択して、スタートボタンを押します。
注意:
コースが選べる機種では「早焼きコース」を選ぶと書かれていますので、「早焼き食パンコース」を選択します。
出来上がり
「早焼き食パンコース」では、1時間55分で出来上がります。
厚く切りすぎました。が、うま~い!!出来立ては何もつけずともおいしいです。
ライ麦パンを作る(レシピ1)
ライ麦を使ったライ麦パンは独特の酸味のあるパンで、ライ麦の殻が多く含まれるほど、黒っぽい色になり、また、天然酵母で発酵させる為に固めになり、噛み応えのあるパンになるようです。小麦粉のパンとライ麦パンには大きな違いがあります。小麦粉にはパンが膨らむ成分グルテンが入っていますが、ライ麦にはグルテンが入っていないため、中身の詰まったずっしりとしたパンができあがります。グルテンが含まれる食品は、食欲の増進や血糖値の上昇がしやすいとされており、グルテンが含まれていないライ麦は、小麦粉のパンと比べとても健康的なパンと言える様です。メーカーの取説通りのレシピで作ってみました。
材料(ホームベーカリー1斤分)
作り方
材料の投入
強力粉、ライ麦粉、バター、砂糖、塩、プレーンヨーグルト、冷水をパンケースに投入します。(ドライイーストとドライフルーツは、専用の容器に投入します。)
①強力粉(125g)、ライ麦粉(125g)
②バター(5g)
③砂糖(17g)、塩(5g)
④ヨーグルト(85g)
プレーンヨーグルト(無糖)が無かったので、バニラヨーグルトを適量投入しました。
⑤冷水(90ml)
ドライフード(40g)を投入しますので、10ml多めに冷水を投入しました。
パンケースのセット
ドライイーストのセット
本来は、こちらのドライイースト容器に、ドライイーストを投入しなければならないのですが、間違えて、ヨーグルトを入れるタイミングでパンケースに投入してしまいました。
ドライフードのセット
レーズン・ナッツ容器に、ドライフードをセットします。
ホームベーカリーの設定
メニュー11:ライ麦パンを選択して、レーズン゛あり゛を選択して、スタートします。
注意:
現在21:30分で、出来上がりに5時間かかりますので、朝の5:50分に出来上がる様に予約します。
出来上がり
出来上がりました。今回は、形も整ってうまく焼きあがりました。
ぱんの耳は、めっちゃカタイ。そういうパンとはいえ、すこし固い。でも味わいがあります。スープにつけて食べるのが良いかも。
ライ麦パンを作る(レシピ2)
レシピ2では、ネットに掲載されていましたライ麦パンをホームベーカリーで作る時のレシピを参照して作ってみました。ライ麦の比率がかなりすくないです。
材料(ホームベーカリー1斤分)
作り方
材料の投入
ホームベーカリーのパンケースに強力粉、ライ麦粉、スキムミルク、グラニュー糖、塩、無塩バター、水を入れる。
①強力粉(210g)、ライ麦粉(40g)
②スキムミルク(大さじ1)
③塩(4g)、グラニュー糖(20g)
注意:計量はかりは、塩を乗せた時点での重さを0として、グラニュー糖のみの重さを測れます。
④無塩バター(20g)
無塩バターがないので、無塩バターではない、普通のバターです。
⑤水(180ml)
パンケースのセット
ドライイーストのセット
イースト容器にドライイーストをセットします。
ドライフードのセット
レーズン・ナッツ容器に、ドライフードをセットします。
ホームベーカリーの設定
ホームベーカリーの食パンメニュー、焼き色は「淡」を選択し、スタートボタンを押します。
①メニューの選択
メニュー:2の食パンコースを選択します。
②レーズンの選択
ドライフードを混ぜ込みますので、「レーズン」の゛あり゛を選択します。
③焼き色の指定
焼き色は、「淡」を選択します。
④スタートボタンを押す
出来上がり
5時間で出来上がります。焼きあがったら、パンケースから食パンを取り出し、粗熱をとります。
ライ麦の比率が少ない為、やわらかく、色も薄くなっています。これは好みとなります。が、私はこちらの柔らかいのが良いです。
パンづくり失敗例
ライ麦パンを付属の取扱説明書に記載されている通りのレシピで焼いたつもりでしたが、うまくできませんでした。
但し、食べてみると噛み応えはありますが、おいしいです。味は間違えではないようなので、考えられるのは、水の量やレシピにないドライフルーツの投入量、若しくは目分量で投入したプレーンヨーグルトの量かもしれません。また、水の量は計量カップでなく重さで測ると書かれています。が、計量カップで測ってしまいました。
材料(ホームベーカリー1斤分)
注意:
レシピにはないドライフルーツを100g投入したが、具材を入れる時は、冷水を増やさなければなりませんでした。
コメント