蛇口の交換理由
散水ホースをつないで、花に水やりするのですが、散水ホースと蛇口の間から水が噴水の如く漏れてしまいます。又、蛇口を締めているのに、水道の蛇口からポタポタと水漏れしています。何度か、瞬間接着剤で蛇口の穴をふさいでしのいでいたのですが、応急手当にはなりますが、また時間が経つと同じです。
調べて見ると、水栓の耐用年数は10年前後だと言われています。使用頻度によっても寿命は異なる様ですが、取り付けてから10年を過ぎていたりするときは、不具合を起こしている部品だけでなく本体の劣化も進んでいると考えられる様です。我が家では、もう20年です。そこで、水道の蛇口自体を交換することにしました。
自分で交換できる?
水道蛇口やパッキン部分は、特別な資格がなくても自分で交換できます。
自分で交換すると安上がり?
業者に頼むと、以下のような費用となります。つまり10,000円は工賃として掛かるようです。
- 単水栓の場合:11,000円(税込)~+材料費
- 混合水栓の場合:14,520円(税込)~+材料費
蛇口の種類は?
一般的に「蛇口」や「水道」と呼ばれているものは、正式には水栓(水栓金具)と言う様です。水栓金具にはお湯か水のどちらかのみで使用する単水栓と、水とお湯を水栓金具内で混合して適温で使用できる混合水栓があります。1つの吐水口に対して水用とお湯用の2つのハンドルがついている湯水混合の水栓です。
単水栓の横水栓
単水栓は、「横水栓」や「万能ホーム水栓」などがありますが、今回は吐水口が動かない最もシンプルな水栓で、壁や屋外用の水栓柱などに取りつけて使用する「横水栓」となります。
「呼び径13mm」
水栓のサイズは接続ネジの大きさ(直径)で決められて、一般的には「呼び径13mm」と「呼び径20mm」の2サイズがありますが、家庭用の水道パッキンのサイズはほぼ「呼び径13mm」で、ホームセンターで販売されているものは「呼び径13mm」でした。
必要な工具は?
水栓取り外しレンチ
単水栓の蛇口を手では外すのは相当に難しいので、購入しました。
水栓修理セット(シールテープ付き)
蛇口そのものの交換で水漏れ箇所のパッキンを交換するのではない為、シールテープのみで良かったのですが、セットとなっていたので、思わず購入してしまいました。
蛇口
見た目が似ていたのでカクダイの洗濯機用水栓(7019B)を購入しました。あとでわかったのですが、洗濯機用だったんです。が、うまく繋げることができました。
ドライバー
水道の元栓の開け、閉めに使いました。家にあったドライバーを使いました。パッキンの交換ではなかったので、マイナスドライバーのみで、他は使うことはありませんでした。
蛇口の交換方法
水道の元栓を閉める
作業を始める前に、水道の元栓を必ず閉めます。水道メーターなど、家全体の水道の元栓を閉めることとなるため、家族に伝えておきましょう。
残留水を出す
単水栓内には多少の水が残っていますので、ハンドルをあけて水を出しきりましょう。
単水栓を取り外す
蛇口は、給水管を軸にして反時計回り(左回し)にひねると取り外すことができます。手で回してみましたが、全く動きませんでしたので、「水栓取り外しレンチ」を購入して取り外しました。レンチだとすんなり取り外すことができました。
注意:
単水栓を取り外したら給水管内には、シールテープの残骸が付着し残っていたら歯ブラシ等で汚れを掻き出し、綺麗にしましょう。
新しい単水栓にシールテープを巻く
シールテープは、ネジ山に生じるわずかな隙間をうめ、密着させるために蛇口と給水管を接続する部分に巻きます。必ずネジと同じ方向回りに巻き、ネジ山の端っこ1~2山分は余らせるのがコツだそうです。誤った巻き方をすると水漏れなどの原因になります。
単水栓を取り付ける
給水管を軸にして、時計回り(右回り)に回しながら取り付けます。ここで、左に回すとシールテープの効果が得られなりますので注意しましょう。
水道の元栓を開ける
水を出してみて確認する
取り付けた後は、必ず水を出して水漏れの確認を行います。
コメント