初めてジオラマを作ってから、前回の鉄道ジオラマで5作品となります。5作品は全てネットにUPされていた作品をまねて作ったもので、まだオリジナルの作品はありません。そろそろ、オリジナルの作品を作ろうと思い、゛どんな情景のジオラマ゛をと考えた際に思い浮かんだのが、自宅の団地の情景です。自宅の団地の情景のジオラマの場合、まだ作った経験のないのが道路であったり、団地内を走るバスや停留所であったり、そして団地内の建物となります。農家の田舎の風景や鉄道が走る線路や鉄橋などは、これまで作ってきましたが、団地の情景はまだ経験がありません。
が、゛自宅をジオラマで゛と考えると、これまでの情景ジオラマとは異なり、Nケージ(1/150)ではなく、1/50や1/30での縮尺で作ることが多く、情景師アラーキーさんの作る「ゴッサムシテイ」等のようなジオラマとなります。例えば自宅の居間を1/50などの縮尺で正確に再現できれば最高です。そこで、まず情景ジオラマから離れますが、建築模型を作ってみて、建物について勉強してみることとしました。そこで、今回は、2つの建築模型を作成してみました。
1つは、成建築事務所さんが販売している「洋風建築模型のキット」で、他の1つは、株式会社スタジオサカイさんが販売している「和風建築模型のキット」です。
道具を準備する。
建築模型を作成するための道具は、それほど多くはありません。
定規(ホームセンター/小:332円、大:685円)
プラスチック製の定規だとカットする際に定規までカットしてしまい危険です。金属製の定規を購入しました。
スコヤ(ホームセンター:1,650円)
スコヤは、直角をとる際に必要となります。三角定規にスチレンボードをカットしたものを張り付けて、自分で作ることもできます。作り方は、ネットで公開されていますので、自分にあったものを用意しておくと良いようです。
カッティングマットA3(ホームセンター:798円)
これは必須です。
カッターナイフ
アートナイフ(ホームセンター:905円)
細工用カッターナイフ(オルファ:490円)
初めは、アートナイフを使っていましたが、試しにサイトなどで良く使われている30度カッター(同じメーカー)を購入して使ってみると、明らかに使いやすいことがわかりました。お勧めです。
細工用カッター替刃10枚入り(オルファ:323円)
携帯羽折器(オルファ:193円)
カッターの刃を折った際に、意外と捨てるところがない為、これは購入しておくのが良いです。
洋風建築模型のキット
成建築事務所さんが販売している「洋風建築模型のキット」を購入しました。
建築模型キットの内容
糊付けスチレンボード7㎜A4:3枚
糊付けスチレンボード3㎜A3:3枚
その他
- 平面図、立面図、屋根罫線図
- 窓枠透明サッシ(プラ板)
- エクステリア(植木、草)
- 敷地用の色紙、壁用の色紙
- その他
建築模型の作成
設計図の準備
平面図、立面図、屋根の図面などの設計図を用意します。
注意:
建築模型の場合は、1/50や1/100の縮尺が一般的です。例えば内部を見せようとすると1/150では小さすぎるからなのでしょう。
地面の作成
①平面図をスチレンボードに貼り付ける
平面図は、敷地にあたりますので、7㎜のスチレンボードを使います。
②カットして建物を敷地に貼り付けます。
カットしていないスチレンボードの敷地の上に、カットした平面図を重ねます。
建物の作成
立面図をスチレンボードに貼り付け、カットして、平面図のスチレンボードの図にそって側面を建てていきます。
立面は、建物の壁にあたりますので、3㎜のスチレンボードを使います。
- 窓枠は、3㎜のスチレンボードを切り抜きます。
- 窓は、透明のプラ板を内側から糊付けして貼り付けます。
屋根の作成
屋根の図面をスチレンボードに貼り付け、カットして作成します。図面の見方がわからず、カット寸法を間違えて、長さがたりなくなり、つぎはぎの屋根となりました。
建築模型の完成
入口のアプローチや植木などを張り付けて完成です。が、ガタガタです。
スチレンボートのカットがキレイにできませんでした。これが思った以上に難しく慣れが必要です。壁と壁の合わせ方も知らないまま作りましたので、寸法があわなかったりとひどい結果となりました。
和風建築模型のキット
「建築模型キット」で検索して、株式会社ストゥディサカイ(スタジオサカイ)さんの運営する以下のサイトから購入しました。
(出典:スタジオサカイ「建築模型キット」より)
建築模型キットの内容
スチレンボート1㎜:1枚
階段や、ドア、押し入れなどのパーツが印刷されています。
スチレンボート3㎜:3枚
1F、2Fの平面図、立面のカットパーツなどが印刷されています。
その他
糊、部品(トイレ、キッチン、バス)
建築模型の作成
ネットの解説を見る。
模型キットの内容物の中に、ネット解説を参照する為のID、パスワードが記載されていますので、ID、パスワードを入力してネット解説を見ながら、作成していきます。
スチレンボードのカット
初めからスチレンボードにカット下書きが印刷されていますので、まずカットから始めます。
組立
ネット解説を見ながら、カットしたパーツを糊付けして組み立てていきます。
建築模型の完成
予め、スチレンボードにカット図が印刷されていましたので、それほど迷うことなく作成することができました。
私は、成建築事務所さんが販売している「洋風建築模型のキット」から先に作成して失敗しましたが、株式会社スタジオサカイさんが販売している「和風建築模型のキット」を先に作ってから、「洋風建築模型のキット」を作ると、うまくいった様に思います。建築模型は、これで完成ですが、ジオラマとなると、建物に色を塗り、壁を汚して、いかに実物に見せるか?となります。が、そこまでは、まだまだ先のようです。
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